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大塚 沙矢香 さん

#美容師

#店のオーナー

#働く人の笑顔

#自分もみんなも楽しい空間

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大塚 沙矢香 さん

カリスマ美容師に
憧れて東京へ

高校では部活のソフトボールに打ち込んだという大塚さんが美容師になろうと決めたのは、高3の時だった。

「当時は、将来なりたいものが全然なかったんです。板金業の職人である両親から、手に職があったほうがいいんじゃない?と言われて、じゃあ、美容師になろうかなと。そのころはカリスマ美容師ブームで、毎日テレビ番組に都会の美容師さんが出ていたので、思い浮かんだのだと思います」

カリスマ美容師のいる都会に憧れていた大塚さんは、東京の美容師専門学校に進学する。その先も東京で働き、島根には帰ってこないつもりだったが、想像していたものとは違った。

「まず、満員電車がダメでした。どこへ行っても人が多くて、なにをするにも待たないといけないとか、自然がないとか、とにかく都会の暮らしに馴染めなくて、専門学校卒業と同時に島根に帰ってきました」

島根に戻ってから、松江の美容室で6年ほど働いた。

「仕事はじめはシャンプーから。先輩のアシスタントをやって仕事を覚えていって、お客さんのカットをするのは、私の場合は3年ぐらいかかりました。スタイリストになるまでの年数は今はもっと早まっているでしょうし、その人の飲み込みの速さとか、お店の方針によっても違いますね。

 私が勤めていた店では、スタイリストになるには、カットのテストをクリアしないとならなかった。自分でモデルを用意して、オーナーさんに見てもらって『よし』となったら、『じゃあ、あの子の髪を切ってみる?』となる。初めてカットさせてもらえた時は、嬉しかったですね。今でもよく覚えています。30代の女性でショートカットでした。すごく緊張して、お客さんとほとんど会話もできないまま必死に切り終えたので、お客さんからの感想とかは聞けなかったですね」

GROW

自分の固定概念を外して
イメージをすり合わせる

自信が持てるようになったのは?

「自分を指名するお客さんが増えたころから。働きはじめて5年ぐらい経った頃ですね。先ほど、個々のスタッフに合わせて説明の仕方を変えると言いましたが、お客さんに対しても同じです。お客さんが『5センチ切ってください』と言ったとしても、どのぐらいの長さを想定しているかは人によって違う。色にしても、私は紫だと思う色が、相手は赤に見えると言ったりするので、自分の固定概念をはずして誤差をなくすよう、質問を重ねたり、具体的に写真を見せたり、髪の毛を折り曲げて長さを見せたりして、いろいろな角度から探っていきます」

大塚さん

自分と相手のイメージをすり合わせるというのは、どんな仕事にも共通する大事な部分だ。だが、生産性を高めることが求められる仕事では手段や納期にばかり目が向き、互いのイメージや価値観をすり合わせる時間が十分にとれないこともある。美容師さんは短い時間で、どのようにしてお客さんの求めているものをキャッチしているのだろう。

「その人の骨格に合う髪型があるので、まずはそこを基本にして、どんな服をよく着られるのかとか、生活スタイルとかも参考にします。しゃべり方からも陽キャか、控えめな性格かとかが伝わってくるので、そういうのも髪型に繋がると思っています」

服装やしゃべり方も含めて見てとれるすべてに、その人が現れている。自分の価値観ではかるのではなく、相手が発していることをそのままとらえようとする姿勢が、相手の求めていることを知ること、ひいては人を大事にするということなのかもしれない。

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「おまかせで」と言われるのは 信頼してもらえている証

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大塚 沙矢香 さん

#美容師

#店のオーナー

#働く人の笑顔

#自分もみんなも楽しい空間

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大塚 沙矢香 さん

カリスマ美容師に
憧れて東京へ

高校では部活のソフトボールに打ち込んだという大塚さんが美容師になろうと決めたのは、高3の時だった。

「当時は、将来なりたいものが全然なかったんです。板金業の職人である両親から、手に職があったほうがいいんじゃない?と言われて、じゃあ、美容師になろうかなと。そのころはカリスマ美容師ブームで、毎日テレビ番組に都会の美容師さんが出ていたので、思い浮かんだのだと思います」

カリスマ美容師のいる都会に憧れていた大塚さんは、東京の美容師専門学校に進学する。その先も東京で働き、島根には帰ってこないつもりだったが、想像していたものとは違った。

「まず、満員電車がダメでした。どこへ行っても人が多くて、なにをするにも待たないといけないとか、自然がないとか、とにかく都会の暮らしに馴染めなくて、専門学校卒業と同時に島根に帰ってきました」

島根に戻ってから、松江の美容室で6年ほど働いた。

「仕事はじめはシャンプーから。先輩のアシスタントをやって仕事を覚えていって、お客さんのカットをするのは、私の場合は3年ぐらいかかりました。スタイリストになるまでの年数は今はもっと早まっているでしょうし、その人の飲み込みの速さとか、お店の方針によっても違いますね。

 私が勤めていた店では、スタイリストになるには、カットのテストをクリアしないとならなかった。自分でモデルを用意して、オーナーさんに見てもらって『よし』となったら、『じゃあ、あの子の髪を切ってみる?』となる。初めてカットさせてもらえた時は、嬉しかったですね。今でもよく覚えています。30代の女性でショートカットでした。すごく緊張して、お客さんとほとんど会話もできないまま必死に切り終えたので、お客さんからの感想とかは聞けなかったですね」

GROW

自分の固定概念を外して
イメージをすり合わせる

自信が持てるようになったのは?

「自分を指名するお客さんが増えたころから。働きはじめて5年ぐらい経った頃ですね。先ほど、個々のスタッフに合わせて説明の仕方を変えると言いましたが、お客さんに対しても同じです。お客さんが『5センチ切ってください』と言ったとしても、どのぐらいの長さを想定しているかは人によって違う。色にしても、私は紫だと思う色が、相手は赤に見えると言ったりするので、自分の固定概念をはずして誤差をなくすよう、質問を重ねたり、具体的に写真を見せたり、髪の毛を折り曲げて長さを見せたりして、いろいろな角度から探っていきます」

大塚さん

自分と相手のイメージをすり合わせるというのは、どんな仕事にも共通する大事な部分だ。だが、生産性を高めることが求められる仕事では手段や納期にばかり目が向き、互いのイメージや価値観をすり合わせる時間が十分にとれないこともある。美容師さんは短い時間で、どのようにしてお客さんの求めているものをキャッチしているのだろう。

「その人の骨格に合う髪型があるので、まずはそこを基本にして、どんな服をよく着られるのかとか、生活スタイルとかも参考にします。しゃべり方からも陽キャか、控えめな性格かとかが伝わってくるので、そういうのも髪型に繋がると思っています」

服装やしゃべり方も含めて見てとれるすべてに、その人が現れている。自分の価値観ではかるのではなく、相手が発していることをそのままとらえようとする姿勢が、相手の求めていることを知ること、ひいては人を大事にするということなのかもしれない。

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「おまかせで」と言われるのは 信頼してもらえている証

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大塚 沙矢香 さん

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#店のオーナー

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大塚 沙矢香 さん

カリスマ美容師に
憧れて東京へ

高校では部活のソフトボールに打ち込んだという大塚さんが美容師になろうと決めたのは、高3の時だった。

「当時は、将来なりたいものが全然なかったんです。板金業の職人である両親から、手に職があったほうがいいんじゃない?と言われて、じゃあ、美容師になろうかなと。そのころはカリスマ美容師ブームで、毎日テレビ番組に都会の美容師さんが出ていたので、思い浮かんだのだと思います」

カリスマ美容師のいる都会に憧れていた大塚さんは、東京の美容師専門学校に進学する。その先も東京で働き、島根には帰ってこないつもりだったが、想像していたものとは違った。

「まず、満員電車がダメでした。どこへ行っても人が多くて、なにをするにも待たないといけないとか、自然がないとか、とにかく都会の暮らしに馴染めなくて、専門学校卒業と同時に島根に帰ってきました」

島根に戻ってから、松江の美容室で6年ほど働いた。

「仕事はじめはシャンプーから。先輩のアシスタントをやって仕事を覚えていって、お客さんのカットをするのは、私の場合は3年ぐらいかかりました。スタイリストになるまでの年数は今はもっと早まっているでしょうし、その人の飲み込みの速さとか、お店の方針によっても違いますね。

 私が勤めていた店では、スタイリストになるには、カットのテストをクリアしないとならなかった。自分でモデルを用意して、オーナーさんに見てもらって『よし』となったら、『じゃあ、あの子の髪を切ってみる?』となる。初めてカットさせてもらえた時は、嬉しかったですね。今でもよく覚えています。30代の女性でショートカットでした。すごく緊張して、お客さんとほとんど会話もできないまま必死に切り終えたので、お客さんからの感想とかは聞けなかったですね」

GROW

自分の固定概念を外して
イメージをすり合わせる

自信が持てるようになったのは?

「自分を指名するお客さんが増えたころから。働きはじめて5年ぐらい経った頃ですね。先ほど、個々のスタッフに合わせて説明の仕方を変えると言いましたが、お客さんに対しても同じです。お客さんが『5センチ切ってください』と言ったとしても、どのぐらいの長さを想定しているかは人によって違う。色にしても、私は紫だと思う色が、相手は赤に見えると言ったりするので、自分の固定概念をはずして誤差をなくすよう、質問を重ねたり、具体的に写真を見せたり、髪の毛を折り曲げて長さを見せたりして、いろいろな角度から探っていきます」

大塚さん

自分と相手のイメージをすり合わせるというのは、どんな仕事にも共通する大事な部分だ。だが、生産性を高めることが求められる仕事では手段や納期にばかり目が向き、互いのイメージや価値観をすり合わせる時間が十分にとれないこともある。美容師さんは短い時間で、どのようにしてお客さんの求めているものをキャッチしているのだろう。

「その人の骨格に合う髪型があるので、まずはそこを基本にして、どんな服をよく着られるのかとか、生活スタイルとかも参考にします。しゃべり方からも陽キャか、控えめな性格かとかが伝わってくるので、そういうのも髪型に繋がると思っています」

服装やしゃべり方も含めて見てとれるすべてに、その人が現れている。自分の価値観ではかるのではなく、相手が発していることをそのままとらえようとする姿勢が、相手の求めていることを知ること、ひいては人を大事にするということなのかもしれない。

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「おまかせで」と言われるのは 信頼してもらえている証

ドラッグでカードをめくる

Card 1

地元でできることが まだまだいっぱいある

力石 淳 さん

Card 2

地域の農産物を使った商品開発の担当者に!

板垣 あゆみ さん

Card 3

建物は影響力のある存在 誰かのためになったらいい

千葉 絢子 さん

Card 4

身近な人が満足しないで、お客さんを満足させられない

石飛 勝史 さん

Card 5

人に支えてもらって 自分も恩返しをしていく

高橋 大輔 さん

Card 6

その人が生き切る最期に立ち会う すばらしい職業だと思っています

市場 将仁 さん

Card 7

ぶどうにとって 一番の肥やしは人の足跡

星野 和志 さん

Card 8

自分にとって一番大事なもの それは人だと気がついた

大塚 沙矢香 さん

Card 9

患者さんが心を開いてくれるような 相手に寄り添う看護をしたいんです

岸 玖瑠美 さん

Card 10

やらないより、失敗するほうがいい 挑戦しながら最適化を目指したい

米田 英史 さん

Card 11

できるだけ子どもと同じ目線で 感じたり考えたりしたい

渡部 愛子 さん

Card 12

トリミングは健康維持にも必要 だから、できるだけ負担を軽くしたい

井上 千尋 さん

Card 13

ライフステージごとに 目標や楽しみは見つかる

阿邊 美有紀 さん

Card 14

予測が立たないからこそ どう対処するかがおもしろい

鐘撞 淳一 さん